SDGsへの取り組みは世界的にも全産業的にも重大なテーマになってまいりました。
イルミネーション専業の弊社にとりましても、掲げられた17項目のそれぞれの目標に対し、
何ができるか何をしなければならないかを考え行動に移すよう、これまで以上に務めてまいります。
うわべやポーズだけではなく、本気で取り組んでいかなければならない最重要課題と覚悟を決め、
お取引先やお客様と共にアクションを継続していきたいと思います。
SDGs目標達成の為の肝心なことは、地球全体の問題をどうやって自分や所属する企業・団体が我が事として考え、アクションに移すか、 それをどう継続していくかということだと考えます。
地球全体の問題を意識して頂くきっかけになるのではと考え弊社では「Earth Lamp」を2015年から販売しています。
また2014年に東京ドームシティ、2018年には都内ゆりかもめ豊洲駅前、2021年には大阪府JR和泉府中駅前にて「地球型立体モチーフ」を展示し多くの皆様にインパクトのある地球の演出をご覧いただくことができました。
これらのEarth Lampシリーズはすべてリサイクルガラスを材料として当社工房で1つ1つ手作りで製造されています。
これからも地球をテーマとした光の演出を実行していき、一人でも多くの皆様にSDGsへの意識を高めていただけるよう活動していきます。
Earth Lamp当社にて製造・販売
東京ドームシティー
飢餓をゼロに
飢餓の問題は多くの日本人にとって「ひとごと」と捕らえがちではないでしょうか。飢餓の原因とその問題解決を探っていくと、我々先進国に住む人間の食生活にその責任の一端があることに気づきます。
そして我々の意識改革と実際の行動変容によってこの難問を解決していけると同時に、我々の健康状態を向上させていくことが可能であります。我々が可能なアクションを自ら実行していきながら、多くの当社関係者の皆様にその活動を知っていただき、ムーブメントとして広めていきたいと思います。
下記メッセージカードを多くの人へ配布することを継続し、飢餓をゼロにするための弊社の取り組みとしていきます。
世界的な飢餓のなくすために我々日本を含めた先進国が解決しなければならないのは食品ロス削減であり、近年官民を合わせて様々な取り組みが実行されています。日本の食品ロスをゼロにすることができれば、年間5,000万人の飢餓をなくすことができるとの試算も報告されています。
この問題ほど大きく取り上げられていませんが、近年の中国やインドなどをはじめとした世界的な食肉消費量の増大が、世界中の飢餓の大きな原因であることに我々は注目し、飢餓をゼロにするための取り組みとして自分たちはもちろん、多くの関係者の皆様に食肉消費の軽減を提唱して行きたいと考えています。
世界の穀物生産のうち3割以上は食肉用家畜の飼料として使われています。食肉用家畜を減らすことで、大量の穀物を貧しい国々へ供給することが可能となります。仮に食肉の飼料として消費している穀物をすべて人間用とした場合、40億人分の食料にすることが可能になります。
一方、健康の点から考えますと、肉食過多の食生活を続けていると、脂質の過剰摂取、カロリー過多などにより高血圧、動脈硬化、肥満、糖尿病などを引き起こすこととなります。また近年、肉食過多が大腸がんの主な原因という研究結果が報告されています。和食や野菜食を増やし肉食を減らすことで世界中の飢餓を減らし、我々の健康を高めていくことが可能になります。例えば1週間のうち2~3日を和食の日、魚や菜食の日とすることで、多くの飢餓で苦しむ国々に穀物を供給することが可能になるはずです。
また年に1度、可能な人は1か月間、断食を実行することを推奨したいと思います。これによって空腹のつらさを体験し、飢餓で苦しんでいる人たちへのシンパシーを高め、飢餓の撲滅のための行動のモチベーションが高まります。また、それと同時に腸内の宿便などを排泄し、デトックス効果で自分の健康が促進されます。さらに欲求を抑えるメンタルトレーニングの実践により意思の強さが鍛えられます。当社の松井秀司代表は毎年、1か月間の断食を10年以上実践していますので、効果や方法など詳しくはお尋ねください。
日本の食品ロスは年間612万トン
世界の食肉消費の急拡大により穀物不足が深刻に
大豆ミートが普及してきている
当社及びグループ会社である株式会社ミヤコ国際ツーリスト、関連団体NPO日本ハラール協会において、これまでも採用、昇進などあらゆる人事面において男女の性差をなくし女性の積極的な活用を実践してきました。
さらにこれまでも、シリア、インドネシア、マレーシア、トルコ、中国、アルジェリアなど多くの外国人を採用し日本人と同一の給与待遇など労働条件を与えてきました。今後もこれまでの伝統を継続し、ジェンダーフリー、ダイバーシティーを会社のアイデンティティーとしていきたいと考えます。
黄色のライトアップが全国で
(国際女性デーの告知)
役所などでミモザの装飾・展示
(国際女性デーの告知)
国際女性デーのメッセージボード
3月8日の国際女性デーに合わせて、2022年、大阪府立男女共同参画青少年センター(ドーンセンター)と大阪市内の女子中高校「プール学院中学高等学校」へ当社工房にて製作した「LEDミモザリース」を寄贈させて頂きました。今後も毎年継続して、主な公共施設や女子大学、女子高校などにLEDミモザリースを寄贈していき、「ジェンダー平等を実現しよう」という運動を広めていきたいと思います。
プール学院さまにLEDミモザリースを寄贈
大阪府立男女共同参画青少年センターさまへ
LEDミモザリースを寄贈
「サステナブル イルミネーション」という新たな演出スタイルの提唱・実践と蓄光石の樹脂舗装とブラックライトによる演出を自社の主たる事業とする
地球温暖化への世界的な取り組みが待ったなしの現在、このテーマにもっとも関係しているのがエネルギー問題です。世界中の科学者や技術者によって自然エネルギー等、化石燃料からの脱却は近年かなり進歩し、現実的に大きく成果が出始めてきました。
今、我々がなすべきことはエネルギーを使う側の知恵と工夫とライフスタイルや価値観の見直しといったことを、事業を通じて発信し訴求していくことと認識しています。
現在、世界で電力が使えない生活を送っている人は、約7億8900万人と言われています。そんな中、日本を含む先進国では毎年冬になると華やかなイルミネーションが町中にあふれています。特に日本では年々その規模は拡大の一途で、大型施設によっては「何百万球のLED・・・」などと規模の大きさを前面に打ち出しているところも多々あります。
勿論、いうまでもなくイルミネーションやライトアップは人々の心を和ませ幸せな気分にしてくれるといった効果があります。決して「電気代の無駄」といった一言で一刀両断されるものではありません。しかし、だからと言って極端な規模のLEDで何万Wの電力を連日イルミネーションに消費していることに対して、世界中のエネルギー問題やエネルギーと無縁な生活を強いられている8億近くの人々のことを思うとき、当事者として違和感や、うしろめたさを感じずにはいられません。
イルミネーション業界は未だに大規模な光の演出を観光地や商業施設で行っておりますが、弊社はこのような業界に対し、いわばアンチテーゼともいえる「少ない光の量で心満たされる演出」を提唱し、持続可能な社会における心の潤いにとなるようなイルミネーションの提案を行っていきたいと考えています。
現在、SDG’Sへの取り組みは、あらゆる産業のすべての企業にとって最重要課題の一つと言っても過言ではありません。そのような世界的な潮流に無関心とも思えるような日本の莫大なLED球数や巨大な規模のイルミネーション施設に対し、当社は過去10年近く警鐘をならし続けてきました。
そして当社は2022年、「サステナブル イルミネーション スタイル」という概念を提唱し、それをこれからのデザインの基本としてお客様に提案してゆくこととしました。これは当社の考えるこれからのあるべきイルミネーションのデザインの在り方で、今後下記の条件を満たすものを「サステナブル イルミネーションスタイル(SIS)」と称します。
サステナブル
イルミネーション スタイル(SIS)
上記の条件を満たすことを前提条件とし、高い訴求力と見ごたえのある芸術的な光の演出によって、見る人に感動を与えることができるような光の演出を実践してまいります。(サステナブル イルミネーション 参照)
LEDランプなど電球交換可能で
使い捨てでないライトを使用
少ない消費電力、電球交換可能なライトを使用
(桃山学院大学 大阪府)
LEDキャンドルを使った省エネなヨガイベント
(神奈川県 茅ケ崎ゴルフクラブ)
蓄光石を使ったサステナブルな演出
神戸市麻耶山 山頂『キラキラ小径』
私たちの仕事は実に働きがいにあふれています。工房内での製作物や作品が完成した時、施工現場で作業が完了して点灯した際、一瞬にしてその周囲の景色が一変し、見事な光の空間演出が創出された時などはイルミ屋冥利に尽きると実感します。まさに、働きがいとパフォーマンス・お客様の満足度は相関関係にあります。
私たちの行っているイルミネーション事業は「支援業」と考えています。そして最高のパフォーマンスの仕事ができた時、その施設では販売促進効果や活性化、集客効果などがもたらされ、経済成長が達成されることをお約束します。また、受注→デザイン・設計→施工を、ワンストップで行っていることも働きがいと良いパフォーマンスに繋がっています。
その為にも私たちは、良いお客様からの発注を心から歓迎します。
また私たちの想いや方向性にそぐわないお客様は、受注をお断りしておりますのでご了承いただきたいと存じます。
製作風景(惑星オブジェ)
施工風景(東進ハイスクール)
東京や首都圏の一極集中によって地方の過疎化が進んできましたが、コロナ禍における在宅勤務者の増加、WEB会議など通信の発達などにより地方に暮らしていても仕事ができるという人が増えてまいりました。この流れに乗じて地方の町がもっと魅力的なものになっていけば、さらに活性化に拍車がかかってくるのではと思います。
若者が都会に憧れ、地方をあとにする理由は働き口だけでなく、都市の魅力にあります。その為、若者が満足感をもって暮らせる魅力ある街づくりをあらゆる観点から形成していくことが望まれます。
魅力ある個性的な店舗やおしゃれなカフェ、都会とは違った地方の特長を生かしたイルミネーションで飾られた美しい夜の景観は、都会の夜の歓楽街とは違った、質の高い瀟洒なたたずまいとなり、住む人の満足感と誇りとなっていくはずです。
岩手県奥州市 「光る遊歩道」
東北震災復興のシンボルとなりました
当社はこれまでに全国38都道府県でイルミネーションの施工を行い「賑わいの創出」に努めてまいりました。特に地方創生に関わる自治体からの要請にはできる限り受注させて頂くよう努力してまいりました。今後はさらに「住み続けられるまちづくり」に貢献できるよう我々のスキルと経験知を活用し地方創生と活性化のお役に立てるよう努力していきたいと思います。
メガネの三城 鳥取県米子店
アイ・キャッチ効果による高い集客力
福岡市 特別養護老人ホームの施工
入居者たちの心の慰めとなるように
施工品質の向上の取り組みとリサイクル・リユースの実行
PDCAサイクルを循環させ常に施工品質を向上させていくよう努めていきます。
Plan(計画・設計)
お客様の要望、目的、指向などを十分把握し、現地調査を行った上で、デザインや設計を行う。省エネルギーの演出、リサイクル資材の利用などを計画・設計に織り込むDo(施工・製作)
Planされた内容を製作や現場施工に反映して具現化する。施工現場ではごみを出さない。包装資材などのリユースなどを実践する。Check(反省、検証、メンテ)
出来映えについて当初のイメージやプレゼンと比べ適正かどうかの検証、メンテの実行。消費電力とパフォーマンスについての検証Act(改善、反省)
反省点、改善点、失敗した点、良い点などをデータで残し、次回、次年度に反映する。イルミネーション事業を通してさらなるSDGsの推進に努める段ボールなど包装資材の再利用を徹底する
包装資材、梱包材、ケーブル、電線、バインド線などのリユースを徹底する。
リサイクルガラスなどを活用した光の演出方法を開発
リサイクルガラスを使った製作物、樹脂舗装用骨材としての活用などを積極的に進める。
リサイクル啓蒙活動
ペットボトルやリサイクルガラスなどの再利用資材を使用したイルミネーション制作教室の運営を通じ、SDGsについての意識を高めて頂く活動を行っています。
詳しくは、こちら
「リコンディション製品」の積極的利用
2023年度より、新たに購入するOA機器は、環境にやさしい「リコンディションモデル」(使用済みOA機器などを部品交換、メンテナンスを経てメーカーが販売している再生品)を使用しています。
例えば2023年3月に納入した複合機(FUJIFILM ApeosPort-VICRC)は、部品の84%をリユースし、CO2排出量を最大56%削減しています。
詳しくは、こちら
これまでにない新しい取り組みを行う場合、独自の技術やノウハウを持った企業との連携が必要となります。
当社におきましてもSDGs目標達成にもつながるような新たなチャレンジ・協力関係を築いてきた企業様と実践してまいりました。
ナイトライド・セミコンダクター株式会社
代表取締役CEO 村本宜彦氏(左)
イルミネーション工房 代表 松井秀司(右)
同社は、世界で最初にUV-LEDの量産に成功した、徳島県鳴門市に本社を構える徳島大学発のベンチャー企業で、LEDの紫外線素子やモジュールについては世界最先端の技術を誇る企業です。
当時、同社は自社のライト(投光器)を製造していないB to B専業会社でした。当時の屋外で使用可能なUVライト(ブラックライト)は水銀灯UVライトしかありませんでした。
この製品は有害紫外線B波が含まれていたことと、製造工程で有害物質(水銀)を使用しているなどの理由で日本では使用されていましたがヨーロッパではすでに製造禁止となっていました。その状況で、いずれ日本でも、製造中止となることが予想されていた為、弊社はLEDの安全な紫外線ライトをどうしても開発したいと考えていました。
当時のナイトライド社は最終製品としての「ブラックライト」を製造していませんでしたので同社の「砲弾型UVンプNS365」を1万球発注し、それを日本国内の灯具製造メーカー(鳥取県米子市光電気LEDシステム株式会社)に持ち込み、20台の製品を特注形式でOEM生産を開始しました。
これが世界で最初のLED屋外用ブラックライトが誕生した経緯です。
現在では、ナイトライド社は自社の最終製品であるLED-UVライトを数種類ラインアップしていますので、当社はその特約店として製品
ナイトライド社の砲弾型
UV-LEDNS365
当社が協同開発しOEM製造・販売した
世界初の屋外用UV-LEDライト
砲弾型UV-LED NS365を324球、手作業で実装した
「LED-UVスクエアライト 」
蓄光石を発明した内外セラミック㈱から伊藤忠セラテック㈱に製造が委譲され、特許を取得された後、現在は愛知県の㈱山磯が製造を行なっています。当社は伊藤忠セラテック社から開発当初、その活用方法について相談を受けてきました。そしてメーカーと共に、ウレタン樹脂「ファイバーレジン」を使った、蓄光石をもっとも美しく光らせ、丈夫で長期間持続可能な路面舗装工法のノウハウを蓄積してきました。建設会社や設計事務所からの発注や相談に備え、蓄光石のサンプル集や施工路面見本などを自社で用意し、メーカーに代わって施工のコンサルを行っています。
サンプル集 3色(青、緑、紫)3粒度(2㎜以下、5㎜前後、13㎜前後)当社にてサンプル集を販売
蓄光石を含有した砂利骨材のウレタン樹脂 路面施工見本(当社にて製作)
藤野興業は大阪府富田林市に本社の大阪府下にてごみの収集、廃棄物処分リサイクル事業を行う会社です。当社とは、回収されてきたガラス瓶などからガラスカレットと呼ばれる粉砕したガラス粒の再利用という点で協力してその活用方法などを開発してきました。
砂利骨材の代わりに路面舗装に使用することで、日中もキラキラと光りかがやく路面に仕上げることができます。また、蓄光石を含有させることで、昼も夜も光りかがやく路面を楽しんでいただけます。
リサイクルガラスを骨材として蓄光石を含有させた路面舗装見本
リサイクルガラスを使用した演出はまだまだ可能性がある
ライトアップやイルミネーション等
お見積りのご依頼やご不明点があれば
お気軽にお問い合わせください。
( 受付:平日9:30~18:00 )